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2004年07月25日(日) 03時16分

輸入青果の産地偽装 大阪市3セクの荷役会社を強制捜査へ産経新聞

 大阪市の第三セクターの荷役会社「大阪港埠頭ターミナル」(大阪市港区)が輸入青果の産地を偽装していた疑いがあり、大阪府警生活経済課は二十四日、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で、ブロッコリーの産地偽装にかかわった当時の同社青果倉庫部(現青果事業部)部長ら担当者四人から近く事情聴取する方針を固めた。
 カボチャなどの青果でも偽装が判明、大阪府警は偽装が恒常的に行われていたとみている。
 一方、大阪府は同社の立ち入り調査後、刑事告発することを検討。府警は立ち入り調査が終わり次第、同法違反容疑で同社の家宅捜索など強制捜査に着手する。
 同社によると、平成十四年二月、同部青果営業課の営業主任が倉庫に保管していた米国産ブロッコリーが傷んでいるのに気づき、上司の同課課長と課長代理に相談。
 課長は「しゃあないなあ」と偽装を許可するとともに、課長代理は部長(すでに退職)に報告したという。
 主任は下請けの加工請負業者「オーエスサービス」(大阪市港区)に指示し、同月から翌月にかけ米国産のブロッコリーに安価な中国産を混入させ、約三千箱(計二十六トン)を出荷したという。
 大阪府警はこの四人から聴取し、偽装の経緯や動機、部長以上の会社上層部の関与の有無などについて調べる。
 同社は十三年十二月にも、トンガ産のカボチャ約二十トンをメキシコ産として出荷。韓国産のミカンを和歌山・有田産の箱に詰め替えて出荷していた疑惑も浮上、産地偽装が、広範に行われていた可能性が指摘されている。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040725-00000018-san-soci