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2004年07月23日(金) 20時03分

「身近な知能犯罪」急増 府警が対策班設置−−おれおれ詐欺、架空請求など /京都毎日新聞

 「おれおれ詐欺」や、架空請求詐欺で、一般市民の犯罪被害が拡大——。そんな実態が、府警捜査2課が22日発表した今年上半期の捜査状況のまとめで浮かび上がった。府内の知能犯罪の認知件数は884件で、553件だった前年同期を59・9%上回り急増。中でも詐欺罪の認知件数が、前年同期比63・4%増の732件を占めている。【沢木政輝】
 知能犯罪増加の主な原因について同課は、高齢者宅に息子を装って電話して交通事故示談金名目で現金をだまし取る「おれおれ詐欺」をはじめ、架空請求詐欺やインターネット・オークション詐欺など、府民の身近な知能犯罪の多発にあると分析。おれおれ詐欺の認知件数は既遂のみで61件(前年同期比30件増)に上り、被害総額も約8749万円(同5472万円増)に及んだという。
 検挙されたケースでは、電話帳を使って高齢者らしき世帯に手当たり次第に電話する手口が主で、1件平均の被害額も143万円(同37万円増)と高額化。桂署管内で6月下旬に約1500万円をだまし取ったケースを筆頭に、約500万円の被害が2件、約300万円が2件あった。
 府警は同日、刑事部長をトップとする「身近な知能犯罪対策班」を設置し、これらの知能犯罪を重点対策犯罪に指定して取り締まりと抑止対策を進める方針だが、「不審なケースはすぐに警察に届け出てほしい」と呼びかけている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000004-mai-l26