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2004年07月21日(水) 11時43分

秘書検定で問題漏えいか、疑惑の予備校に回答求める読売新聞

 文部科学省認定の「秘書検定」を実施している財団法人「実務技能検定協会」(東京・新宿区)は21日、「試験前に、問題が特定の予備校に漏れている疑いがある」として調査を始めた。文科省も協会に説明を求める方針だ。

 同協会が、報道機関から都内の予備校の「秘書検定2級」模擬試験問題を入手したところ、本試験の問題を微妙に入れ替えた出題が行われており、「漏えいの確かな証拠はないが、黒に近い灰色」と判断したという。予備校に対し、文書で事実関係の回答を求める。

 同協会によると、秘書検定の2級試験は年3回行われている。今年6月の試験は全国約980会場で行われ、約3万9000人が出願した。合格率は50%台。試験問題は、会場の専門学校や大学と委託契約を結び、試験の約10日前に宅配している。委託先との信頼関係が前提で、事前に開封されてもわからないという。

 同検定は国家資格ではないが、文科省が審査をして「社会教育上、意義がある」と認定している。

 同協会によると、問題の予備校はここ数年、急激に名前を知られるようになってきたという。予備校側は、「社員研修中で、対応できない」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040721-00000103-yom-soci