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2004年07月21日(水) 21時50分

外国産の塩を「国産」と表示…公取委、9社に警告読売新聞

 外国産の塩を使っているのに、国内の有名な産地で作られたかのように表示したなどとして、公正取引委員会は21日、「伯方塩業」(愛媛県)、「赤穂あらなみ塩」(兵庫県)など9社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で警告した。

 公取委によると、伯方塩業は「HAKATA焼塩」を、赤穂あらなみ塩は「赤穂あらなみ天日塩」をそれぞれ製造・販売する際に、メキシコ産の天日塩を原料にし、伯方や赤穂周辺の海水に1度溶かしてから再び結晶させていたが、商品には、いずれも両地域の海水だけを使って塩を作ったかのように表示していた。両社は、「『輸入塩』と記載しなかった単純ミスで、甘さがあった。警告を真摯(しんし)に受け止めたい」としている。

 また、同様にオーストラリア産の塩を使っているのに「沖縄産」としたり、「薪の炎で煮詰める」としながら重油を使っていた社もあった。

 公取委によると、家庭用の塩は1997年に専売制度が廃止されて以来、産地やミネラルなどを強調した商品が増えた。健康志向の客らに受け入れられ、現在は家庭用の塩全体の半数近くをこうした商品が占めている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040721-00000213-yom-soci