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2004年07月20日(火) 03時05分

ゆうパック料金、10月から「大きさ」を基準に読売新聞

 日本郵政公社は19日、郵便小包(ゆうパック)事業強化のため、10月から、小包料金の全面的な見直しに踏み切る方針を固めた。小包が始まった1892年以降、採用されてきた重量に応じた料金体系を、「大きさ」による料金に改めることなどが柱となる。

 民間最大手のヤマト運輸などの料金設定方式を取り入れるもので、料金区分も簡素化し、分かりやすいものにしたい考えだ。営業人員の増強や集配体制の見直しも検討する。

 郵便小包(重さ30キロ・グラム以下で、縦・横・高さの合計が1・7メートル以内)の現行の料金体系は、重量ごとに12段階に分かれ、さらに、配達区間に応じて値段が決まる仕組みだ。例えば、東京から大阪に「2キロ・グラム以下」の小包1個を送る場合は710円などとなっている。

 これに対し、競争相手であるヤマト運輸は現在、縦・横・高さの合計値(大きさ)をベースに、宅配便を6サイズに分け、それに重さと配達区間を加味した料金体系をとっている。

 郵政公社では、小包の重さを自宅でいちいち量る人が少なく、値段も分かりにくいとの批判が出ていたのに対応するため、ヤマト運輸方式を取り入れ、「大きさ」ベースの料金体系に改める方向だ。具体的な料金設定については、今後詰めることにしている。

 さらに、コンビニエンスストアとの提携拡大を通じて、取次個所を増やし、顧客の小包の利用頻度を高めることを目指すなど、「『ファーストクラス・サービス』を実現し、宅配便との競争力を高めたい」(公社幹部)としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000301-yom-bus_all