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息子を装った電話によるいわゆる「おれおれ詐欺」で高齢者から現金を詐取したとして、神奈川県警捜査２課などは９日深夜、千葉市美浜区真砂２丁目、住吉会系暴力団組員番場桂崇容疑者（２２）を詐欺容疑で逮捕した。また、東京都江戸川区小松川１丁目、職業不詳谷口健児容疑者（２１）を同容疑で指名手配した。
調べでは、番場容疑者は谷口容疑者のほか、千葉市美浜区磯辺５丁目、無職畠田拓容疑者（２３）ら４人＝いずれも同容疑で逮捕＝と共謀し、昨年１２月４日、宇都宮市内の男性（８０）に息子を装って電話をかけ、「知人から借りた１３５万円を返さなければいけないので貸してほしい」と話し、銀行口座に同額を振り込ませてだまし取った疑い。さらに翌日、「借金がまだあった」と電話し、１０５万円を詐取した疑い。
同課は、押収資料などから番場容疑者らは同種の詐欺を少なくとも計１０件繰り返し、被害総額は１千万円以上に上るとみて調べている。共犯者の間で日当のほか、だまし取った額に応じた成功報酬が支払われていたという。
(07/10 02:43)