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中古車市場でも三菱自動車製が値下がりしている。中古車買い取り大手・ガリバーインターナショナル（本社・東京）の調査によると、今年３月時点とその３カ月後の６月時点（それぞれ１カ月間の平均価格）を比較すると、車種によっては買い取り価格が１０ポイント以上下落した。
ガリバー社の自動車流通研究所が、全国の中古車オークション会場での取引実績（０１年式）をもとに、買い取り価格が新車価格の何％かという残価（リセール）率を調べた。
三菱車で３月に最も高い残価率（６４〜６８％）だったデリカ・スペースギアが６月は５４〜５７％。主力のｅＫワゴンは５０〜６０％から３３〜４３％に、パジェロは５２〜５４％から４５〜５０％に下がっていた。通常３カ月間での残価率の低下は３〜５ポイント程度なので、欠陥隠し問題が下落に拍車をかけた。
ただ、車種別の６月の残価率ランキングでランサー・エボリューション（５９〜６２％）が１２位と健闘。ガリバー社は「三菱車全体の人気は下がっているが、個性的な車種への影響は少ない。今後市場に出てくるのは欠陥対策を終えた車なので、買い得になるとも言える」と分析している。
(07/07 06:22)