2004年07月07日(水) 00時00分

鳥インフルエンザ　じわり再燃 中国確認、タイで疑い （東京新聞）

　【北京＝鈴木孝昌】新華社電によると、中国農業省は六日、安徽省巣湖市で今月三日に死んだ鶏が、Ｈ５Ｎ１型の鳥インフルエンザに感染していたことを確認した。死んだ鶏の数などは不明。

　中国ではことし一月以来、全国四十九カ所で鳥インフルエンザが発生。三月十六日に当局が終息宣言してからは、感染はなかった。

　【バンコク＝山田伝夫】タイ農業・協同組合省のネウィン副大臣は六日、中部アユタヤ県内の養鶏場で、鳥インフルエンザとみられる症状で鶏約七千羽が大量死していることを明らかにした。同省は、Ｈ５Ｎ１型の再発の恐れがあるとし、詳しく検査している。

　東南アジアでは、ベトナムでも六月下旬から鳥インフルエンザが各地で再発。これまでに約四千五百羽が死に、約七千羽が感染拡大を防ぐため処分されるなど、再発の懸念が深まっている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20040707/mng_____kok_____005.shtml