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2004年07月07日(水) 16時32分

中国は違法コピー率でも損害額でも上位——BSA 違法コピー調査japan.internet.com

ビジネス ソフトウェア企業の業界団体 BusinessSoftwareAlliance (BSA)は2004年7月7日、「第1回 世界ソフトウェア違法コピー調査」の結果を発表した。

2003年1月〜12月の、世界各国・地域におけるコンピュータ ソフトウェアの違法コピー状況を調査したもので、調査は、BSA が International Data Corporation(IDC)に委託して行った。OS、コンシューマソフトウェア、国内市場向けソフトウェアなど、PC上の全ソフトウェアカテゴリを対象とした。

調査によると、日本における2003年の違法コピー率は29%で世界で7番目に低かったが、損害額は16.3億ドル(約1,800億円)と世界ワースト5位だった。

また、中国やインドなど PC 市場が急成長している国では、違法コピー率も高い傾向にあることがわかった。中国は違法コピー率でも損害額でも上位だった。

高違法コピー率上位10か国は、中国(92%)、ベトナム(92%)、ウクライナ(91%)、インドネシア(88%)、ジンバブエ(87%)、ロシア(87%)、アルジェリア(84%)、ナイジェリア(84%)、パキスタン(83%)、パラグアイ(83%)。

低違法コピー率上位10か国は、米国(22%)、ニュージーランド(23%)、デンマーク(26%)、スウェーデン(27%)、オーストリア(27%)、英国(29%)、日本(29%)、ベルギー(29%)、ドイツ(30%)、スイス(31%)。

高違法コピー損害額上位10か国は、(単位:百万ドル)米国(64億9,600万ドル)、中国(38億2,300万ドル)、フランス(23億1,100万ドル)、ドイツ(18億9,900万ドル)、日本(16億3,300万ドル)、イギリス(16億0100万ドル)、イタリア(11億2,700万ドル)、ロシア(11億0400万ドル)、カナダ(7億3,600万ドル)、オランダ(5億7,700ドル)。

IDC では世界中のソフトウェアおよびハードウェア出荷数データを使用、15か国で5,600回以上のインタビューを実施し、現地アナリストが各国市況を評価した。

違法コピー率の算出は、「当該年度ソフトウェア違法コピー数」を「当該年度にインストールされたソフトウェア総数」で割った百分率として算出した。

前回の調査結果は こちら 。前回までは、ビジネス アプリケーション ソフトウェアのみが調査対象だった。



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