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三菱ふそうトラック・バスのリコール（無償回収・修理）が進まず、車両火災などが相次いでいる問題を受け、国土交通省は５日、全国９カ所で街頭検査を始めた。地元警察の協力を得て三菱製のトラックとバスに停止を求め、国交省の自動車検査官が不具合の有無を点検した。
秋田市の国道７号では、三菱製のトラックを中心に停車させ、検査官ら２０人がタイヤ周りなど外観から整備状況などを確認。約２時間で三菱製のトラック４５台を調べたが、メーカーの無料点検を受けていたトラックは１台もなく、チラシを手渡して無料点検を受けるよう口頭で指導した。
国交省は、重要な不具合が見つかれば道路運送車両法に基づき整備命令を出し、従わなければ運行停止にする。年間平均約８００カ所で検査を実施しており、今後は三菱製のトラックとバスを集中的に調べる方針。各地の車検場でも点検を実施する。三菱側も今月１日から、全国を走る１３０万台すべてを対象に、無料点検を始めている。
(07/06 01:00)