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2004年07月06日(火) 10時50分

<情報通信白書>ネットは生活必需品 ユビキタス化も加速毎日新聞

 麻生太郎総務相は6日の閣議に、04年版「情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)を提出した。世界一安くて速いブロードバンド(高速大容量)通信と携帯電話の普及でインターネットが「生活の必需品となりつつある」と指摘。「いつでも・どこでも・誰でも」ネットに接続できる「ユビキタスネットワーク社会」の実現が近く、03年に28.7兆円だったユビキタス関連市場は10年に87.6兆円と3倍以上に拡大して、産業活性化のけん引役になると予測している。

 白書では1日の生活場面別にネット利用時間を調査。「家での休養時」が77.6分で最も多く、次いで「学校・勤務先」が77.4分、携帯電話などの普及により「移動中」も9.4分など、時間帯や場所を問わず急速に浸透している様子が浮き彫りになった。

 中でも、家での休養時間の35%、学校または勤務先でも21%の時間がネット利用に費やされていた。ネット利用時間は、常時接続や定額制料金の普及に伴い長時間化の傾向にある。

 ユビキタスネットワークは、パソコン同士だけではなく、人と身近な端末や家電を自由自在に結ぶことで実現する。白書では、実現した場合の具体例として▽外出先から携帯の遠隔操作で冷蔵庫の中身を確認▽救急車と病院の間で患者の高画質映像を送受信▽ICタグ(電子荷札)で紛失物の位置情報発信——などを示した。【伊藤一博】

 【ユビキタス】時や場所を問わずインターネットなどの情報ネットワークに接続できる次世代のIT(情報技術)環境。「いたるところにある(遍在)」という意味のラテン語に由来する。具体的には携帯電話、情報家電、ICタグ(電子荷札)などさまざまな機器が相互につながり、幅広い人々がネットワークを利用できるようになることをさす。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040706-00001023-mai-pol