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2004年07月03日(土) 19時42分

「被害者の立場で事件処理」 川崎和彦・新検事正が着任で抱負 /山梨毎日新聞

 甲府地検の川崎和彦・新検事正(57)が2日、着任会見を開き、「被害者の立場に立って、庶民感覚と素朴な正義感を忘れずに一つ一つの事件を適切に処理し、県民の期待に応えるような検察運営に努めていきたい」と抱負を語った。
 川崎検事正は甲府地検の三席検事などを経て、前任の東京高検刑事部長時代には、三菱ふそうトラック・バスの業務上過失致死傷事件を担当。「国民を危険にさらすような企業に対しては、警察と連携して徹底的な捜査をして厳正にのぞむべきだ、と印象を持った」と当時を振り返った。
 また、川崎検事正は「山梨県は自然が豊かで落ち着いた土地。県民はまじめで辛抱強く、義理堅く信頼できる人が多い」と山梨県の印象を述べた。
 信条は「自ら正しくあれ」。「東京では妻に連れられ、太極拳をしていたが、これからは山歩きや水泳をしてみたい」と話していた。好きな果物はモモとブドウ。本場の山梨県で食べられることを楽しみにしているという。【鷲頭彰子】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040703-00000005-mai-l19