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2004年07月02日(金) 01時18分

三菱自クラッチ欠陥事故、河添元社長ら4人起訴読売新聞

 山口県で2002年10月、三菱自動車製大型車のクラッチ部品の欠陥で男性運転手(当時39歳)が死亡した事故で、横浜地検は1日、同社の元社長・河添克彦容疑者(67)ら4人を業務上過失致死罪で横浜地裁に起訴した。

 自動車メーカーのトップが製造物欠陥が原因の事故を巡り、起訴されるのは極めて異例。車軸周辺部品「ハブ」の破損による横浜市の死亡事故が発端となった一連の捜査は、事故から2年半を経て終結した。

 このほか起訴されたのは、同社元副社長で三菱ふそうトラック・バス前会長・宇佐美隆被告(63)(道路運送車両法違反の罪で起訴)と、社内組織「三菱ふそうトラック・バスカンパニー」元社長・村田有造(66)、元執行役員品質・技術副本部長・中神達郎(61)の両容疑者。起訴状などによると、河添容疑者は、2000年7月にリコール隠し事件が発覚し、運輸省(当時)から過去の重要不具合を精査し、リコールなどの改善措置を講じるべき案件をすべて報告するよう求められた際、三菱自がヤミ改修などを行っていた実態を熟知していながら、1998年3月以前の不具合情報は存在しないなどと運輸省に虚偽の報告をするなどして放置した結果、山口県の死亡事故を引き起こした。

 逮捕されていた横川文一・元同社副社長(66)、鈴木弘敏・元上級執行役員品質・技術本部長(65)について、同地検は関与の程度が低いとして起訴猶予とした。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040701-00000111-yom-soci