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2004年07月02日(金) 15時55分

三菱ふそう車 警察、人身事故で再調査 書類送検は4人産経新聞

 三菱ふそうトラック・バスのリコール隠し問題で、同社製の車両が起こした十二件の人身事故を管轄の警察本部が再調査した結果、業務上過失傷害や道交法違反容疑で車両を運転していた運転手計四人が書類送検されていたことが二日、分かった。四人とも起訴されていないが、警察当局は車両の欠陥と事故の因果関係を調べ、処分が適当だったか検討する。
 十二件の事故は三菱ふそうが公表。神奈川、大阪、兵庫で各二件、東京、宮城、岐阜、静岡、奈良、愛媛で各一件発生。警察庁が各警察本部に再調査を指示した。
 中には物損事故として処理されていたり、記録の保存期限が過ぎていて再調査が困難なケースもあったが、警視庁と神奈川、大阪、兵庫の各府県警で運転手が書類送検されていたことが判明した。
 四件のうち兵庫県伊丹市の事故は平成十三年十一月、交差点で路線バスと乗用車が接触。バスの乗客六人がけがをした。乗用車とバスの双方の前方不注意が原因とされたが、乗用車の運転手は略式起訴され、バスの運転手は起訴猶予だった。
 東京都大田区の事故は十五年一月、トラックに追突された乗用車の運転手がけがをした。トラックの運転手のブレーキが遅れたのが原因とされた。横浜市鶴見区の事故は六年四月、タンクローリーのプロペラシャフトが脱落、後続のバイクが転倒しバイクの運転手がけがをした。
 また大阪市城東区の事故は十四年七月、路線バスが急ブレーキをかけ、シートが前に倒れて乗客がけがをした。
 一方、十四年十月に山口県で起きた大型車の事故では、死亡した運転手が書類送検されたが、神奈川、山口両県警が再捜査。車の欠陥が原因として三菱自動車の元社長らが逮捕、起訴された。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040702-00000034-san-soci