2004年07月01日(木) 00時00分

全車両安全点検始まる 三菱ふそう （東京新聞）

　三菱ふそうトラック・バスは一日、欠陥隠しに絡んでリコール（無料の回収・修理）が遅れている約四十五万台の緊急点検を始めた。併せて安全措置の一環として、リコール対象の四十五万台を含む全車両約百三十万台の無料点検も全国の系列、協力工場計約千六百カ所で始めた。

　東京都大田区本羽田三の東京三菱ふそう大田整備工場では、午前九時から点検が始まった。整備区画八カ所のうち、二カ所を緊急、無料点検用にして一台につき二人の整備士が、エンジンやブレーキなど基本性能に関係する約四十項目の点検を行った。一台当たり一時間程度で、終了した車両にはステッカーが張られた。

　同区内の運送会社は、約百台所有しているトラック全車両が三菱製。この日は、三台を無料点検に持ち込んだ。同社社員（３０）は「三菱の車を使っていて不安はないが、お客さんが不安がっているので、点検を受ける必要を感じた」と話していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040701/eve_____sya_____002.shtml