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2004年07月01日(木) 01時08分

三菱ダンプ事故、ハブ欠陥原因と運転手が再捜査要求読売新聞

 三菱自動車製ダンプカー(10トン)で対向車と衝突し、業務上過失傷害容疑で書類送検された宇都宮市のダンプカー運転手(60)が、リコール(回収、無償修理)対象となっている左後輪の車軸周辺部品「ハブ」が破断し、ブレーキが片利きになったのが事故原因だとして栃木県警に捜査のやり直しを要求していることが30日、わかった。

 同県警は運転手の要求をもとに関係書類の見直しを行うなど再調査を始めた。

 同県警によると、事故は5月13日午後零時35分ごろ、同県粟野町の県道交差点で発生。ダンプカーが対向車線にはみ出し、前から来た乗用車と衝突、乗用車の男性(70)が左足の骨を折る2か月の大けがをした。運転手は6月8日、宇都宮地検栃木支部に業務上過失傷害容疑で書類送検された。

 しかし、運転手は事故の際、ブレーキを踏んだとたんにハンドルが右に取られたことを不審に思い、自動車整備工場にダンプカーの点検を依頼。その結果、左後輪ハブが二つに割れていたうえ、潤滑剤が飛び散ってブレーキドラムなどに付着し、ブレーキが利かない状態になっていたことがわかったという。

 このダンプカーは「後輪のハブの強度が不足しているため、破断して走行不能になる恐れがある」として、三菱ふそうが4月15日にリコールを届け出ていた車種。運転手には5月上旬、同社からリコールの通知が届いていたが、点検・整備には出していなかった。

 三菱自から昨年1月、商用車部門が分社した三菱ふそうトラック・バスは「現時点ではコメントできない」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040630-00000315-yom-soci