2004年06月30日(水) 00時00分

ネット企業「ライブドア」 近鉄球団の買収を打診 （東京新聞）

　インターネット関連サービスのライブドアがオリックス・ブルーウェーブとの合併で合意しているプロ野球近鉄バファローズを買収したい意向であることが二十九日、明らかになった。三十日にも発表する。

　ライブドアは一九九七年八月設立。コンピューターネットワークに関する管理、コンサルティングを主に行っている。

　近鉄とオリックスの合併合意は十三日に明らかになり、十七日に開かれたプロ野球パ・リーグの緊急理事会、二十一日の実行委員会でも合併の手続きを進めることが了承された。ただ、合併に伴う選手雇用や、近鉄とオリックスの両球団が優先的に契約できる選手の数などで具体的に詰めることができず、七月一日のパ・リーグ臨時理事会で両球団が具体案を提示することになっていた。

■近鉄側「断った」

　近鉄バファローズの親会社、近畿日本鉄道の山口昌紀社長は三十日未明、ライブドアから球団の買収を持ち掛けられたことを認めた上で、「断った。うちはオリックスさんとの合併話を進めている」と語った。

　ライブドアは、今年になって中堅証券会社を買収するなど事業拡大に積極的で、企業イメージの向上につながるとの判断から球団買収に名乗りを上げたとみられる。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040630/mng_____sya_____005.shtml