2004年06月30日(水) 23時08分

三菱ふそう欠陥５２万５千台、点検メド立たず（読売新聞）

　三菱ふそうトラック・バス（商用車部門が三菱自動車から分社）は３０日、欠陥隠しでリコールが必要なトラックやバスの総数は計約５２万５０００台に達することを明らかにした。

　すでにリコールを届け出ている車軸周辺部品の前後輪ハブの対象台数を加えると、対策が必要な車両は５８万台余りに上り、現在、国内で登録されている同社製車両計約１３０万台の半数に迫る規模となる。

　欠陥車が対象の「緊急点検」は１日から始まるが、対象台数が極めて多いため、同社の塩沢秀幸常務執行役員は「いつ終わるか、めどは立たない」としている。

　また、死亡事故を引き起こした前輪ハブのリコールでは、強化部品を装着する「恒久対策」を６月末までに明らかにする予定だったが、「実験が終了していない」として公表を見送った。塩沢常務は「計画を立てた時点で見通しが甘かった。いつ決まるかは予測できない」としている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040630-00000314-yom-soci