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2004年06月28日(月) 03時08分

三菱欠陥車種の緊急点検、リコール前でも…国交省指導読売新聞

 三菱製大型車の欠陥を巡り、三菱ふそうトラック・バス(商用車部門が三菱自動車から分社)のリコール(回収、無償交換)届け出が遅れている問題で、国土交通省は同社に対し、欠陥が判明した車種を対象とした「緊急点検」の実施を指導することを決めた。

 また、一般道で過積載トラックをチェックする際に、三菱車のユーザーに対して緊急点検に応じるよう呼びかけることも検討している。

 三菱製大型車を巡っては今年3月以降、死亡事故を引き起こした車軸周辺部品ハブやクラッチ部品などで計45件の欠陥が判明したが、これまで三菱ふそうがリコールを届け出たのは5件。10月末までに11件を届け出るが、残る29件は「対策部品の設計、製造に時間がかかる」として手つかずのままだ。

 このため国交省では、リコールの届け出を待つだけでは、欠陥車を放置することになりかねず、欠陥が判明した車種の緊急点検が必要と判断した。

 リコールは通常、部品交換などを伴う大がかりな整備が必要だが、緊急点検ではとりあえず、欠陥部品に亀裂やガタつきなどの不具合が発生していないかを検査。事故を引き起こしかねない「危険車両」をあぶり出したい考えだ。

 また、国交省では、過積載を検問で調べる際に車検証を調べ、リコール対象車であれば早期に点検を受けるようユーザーを指導することが可能か、警察当局と調整を進めている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040628-00000101-yom-soci