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2004年06月27日(日) 01時40分

<BSE>米牛肉、輸入再開が来年以降にずれ込む可能性も毎日新聞

 米国内でBSE(牛海綿状脳症)の疑いがある牛が新たに見つかったことは、日米政府が進めている米国産牛肉の輸入再開協議の行方にも影響を与えそうだ。28日から3日間、米コロラド州フォートコリンズで第2回専門家・実務者会合が開かれることから、政府は「会合で詳細な説明を求める」としている。米国から安全対策などについての十分な説明がなければ、輸入再開は来年以降にずれ込む可能性もある。

 輸入禁止をめぐっては、米国は日本の全頭検査を「非科学的」と批判し、日本は米国に全頭検査並みの安全対策を求めるなど対立は解消されていない。だが、両国は現在、互いに安全対策や検査体制の合理性を科学的に検証する作業を進めており、28日から第2回、7月には東京で第3回の会合を予定するなど、8月中に「一定の結論」を出すことを目指している。順調にいけば年内の輸入再開も期待されていた。

 5月上旬にはBSEの症状を示していた牛が検査を受けないまま処分されていたことも発覚。日本は米国の安全対策への不信感を募らせている。今回のケースで感染が確認されれば、全米各地に感染が拡大している可能性が高まることになり、落としどころを探る両国政府は、難しいかじ取りを迫られる。【望月靖祥】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040627-00000066-mai-bus_all