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2004年06月25日(金) 00時00分

不正契約3県で98件/郵政公社東北支社朝日新聞・

  宮城、青森、岩手の3県6郵便局で、契約者の家族や親類を無断で被保険者にして簡易保険の契約を交わす不正契約が計98件あったことが、日本郵政公社東北支社の調査で分かった。不正契約にかかわった職員は計41人に上り、契約実績を上げて手当を得ることが目的だったという。同支社は職員に手当返還を請求中で今後処分する。

  不正があったのは宮城県の名取(41件)、仙台中央(18件)、吉岡(4件)、米川(2件)、青森県の青森西(20件)、岩手県の東山(13件)の各郵便局。95年2月から03年2月にかけ、家族らを被保険者にするよう契約者に持ちかけ、被保険者の同意なしに計19人と契約していたという。

  保険は大半が10年満期の貯蓄型で比較的利回りがよく、契約者には資産運用にもなったとされる。同支社は、ほかにも82件に不正契約の疑いがあるとして調べている。

  昨年8月、仙台北郵便局(仙台市)で1人の契約者が52件、被保険者との不正契約を交わしていたことが発覚。1人で10件以上の契約を交わす1940人の契約者を対象に調べていた。同支社は「信頼を失墜させ、迷惑をかけて大変申し訳ない」としている。

(6/25)

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=5409