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2004年06月23日(水) 08時13分

妊婦の飲酒・ホルモン剤使用牛肉……健康への影響調査へ朝日新聞

 食品安全委員会の企画専門調査会は22日、妊婦のアルコール摂取や、成長促進用にホルモン剤が使われた牛の肉など6テーマについて、健康への影響を調べる方針を決めた。7月の同委員会で正式決定し、今年度中に調査に乗り出す。

 米国では、飲酒をした妊婦から生まれた子どもの発育や知能に障害がみられる報告があり、すべてのアルコール飲料に警告表示をつけている。

 しかし日本では、一部商品で「悪影響の恐れがある」などの自主表示をしているだけだ。そのため、消費者団体から影響評価を求める声が出ていた。

 米国やオーストラリアでは、成長促進用のホルモン剤「プロゲステロン」などの性ホルモンを牛の肥育に使っている。米国は安全性に問題ないとしており、日本では繁殖のための薬として使われ「適正使用であれば、残留基準の設定も必要ない」としている。

 しかし欧州連合(EU)が牛肉中の残留ホルモンの影響を考慮して米国産牛を輸入禁止にしており、見解が異なるため評価することにした。

 同委員会は昨年7月の発足以来、厚生労働省、農水省などからの依頼案件しか評価してこなかったが、消費者などからの要望の強いものについて初めて独自に評価項目を選んだ。(06/23 08:13)

http://www.asahi.com/national/update/0623/003.html