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「和牛」の表示が適切かどうかの特別調査をしていた農林水産省は２２日、全国２７店舗の１０７商品で、不適正な表示があったと発表した。
このうち、西山寛商事（京都府福知山市）のスーパーでは今年２〜３月、佐賀産和牛ヒレでない牛肉に「佐賀産和牛」のシールなどを張っていた。有限会社ゆう美（北九州市）の店舗では、黒毛和牛以外の肉に「黒毛和牛」と表示するなどして販売していた。この２社に、東京都内と静岡県内の業者を加えた計４社に対しては、日本農林規格（ＪＡＳ）法に基づき、改善などを指示した。
特別調査は、米国で牛海綿状脳症（ＢＳＥ）が発生したことに伴い、２〜６月にかけて全国の小売店約３０００店で実施していた。(06/22 23:05)