悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
国内の損害保険会社が、欠陥隠しのあった三菱自動車製車両と三菱ふそうトラック・バス製車両が絡んだ事故の再調査を進めていることがわかった。因果関係がはっきりした場合は、損保会社が支払った保険金の一部を三菱側に請求する方針だ。損保以外にも、事故を起こした運転者や車両の所有者が損害賠償を求めることも考えられ、民事上の責任を追及する動きが広がりそうだ。
損保は、自動車事故などで保険金を支払った場合、事故原因となる第三者の過失が判明した時は賠償を求めることができる。各社とも三菱製車両のかかわった事故記録を洗い直し、欠陥が主な原因と判断すれば、三菱側の責任の割合に応じて支払いを求める方針だ。「製造者側の過失が判明すれば、責任を追及するのは当然」（東京海上火災保険）という。
車両事故で運転者が賠償金を支払った場合でも、欠陥が原因であれば三菱側に負担を求めることが可能だ。
三菱の大型車がかかわる死亡事故を巡っては、当時の経営者らの刑事責任が問われており、三菱自動車側は民事責任についても対応を迫られることになる。
三菱自動車広報部は「法的責任があるものには、きちんと対応していく。調査にもできる限り協力したい」としている。
(06/20 20:10)