2004年06月17日(木) 19時21分

おれおれ詐欺　高齢者宅訪れ、注意呼び掛け−−豊栄署など　／新潟（毎日新聞）

　豊栄署と豊栄市交通安全母の会などが１６日、市内の高齢者宅を訪問し、交通事故や頻発する「おれおれ詐欺」への注意を呼び掛けた。
　母の会は、自治会などと協力して、市内の小学校区ごとに高齢者世帯訪問を行っている。この日は岡方第一小学校区の３８７戸を、約６０人が３人１組になって訪問し、チラシなどを配った。
　午前９時から、岡方コミュニティセンターで行われた出発式では、須貝恵吉・豊栄署長が「『おれおれ詐欺』については、電話の相手が本人かどうか確認すること、おかしいと思ったらすぐに警察に届けることを伝えて下さい」とあいさつ。三林郁子・母の会会長は「高齢者の方々が生き生きとした生活を送れるよう、娘やお隣さんになった気持ちで呼び掛けましょう」と述べた。
　未遂も含めた「おれおれ詐欺」事件は、今年に入って県内で１１４件発生、被害総額は約１億６０００万円（５月末現在）に達している。豊栄署管内では９件、被害総額は２２２万円（６月１５日現在）。１人が家族になりすまし、他のメンバーが暴力団員や消費者金融業者を名乗って脅し、高齢者らから金をだまし取る手口が目立っている。【柴田真理子】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040617-00000003-mai-l15