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2004年06月16日(水) 00時00分

メシマコブ『がんに効く』 薬事法違反2社を摘発 東京新聞

 「驚異の抗がんキノコ」などと薬効をうたい、クワの木などの広葉樹に寄生するキノコの一種「メシマコブ」を加工した健康食品を販売したとして、県警生活経済課と神奈川署は十五日、薬事法違反の疑いで、健康食品販売会社「ラスティー」社長田村浩昭(33)=東京都新宿区市谷仲之町四=、同「ウィル・フォー」社長遠藤和彦(45)=東京都杉並区和田三=ら四容疑者を逮捕した。

 両社は仕入れ値の約二十倍の価格をつけ、ラ社は昨年一月から今年三月までに、全国約六千人に販売して約五億二千六百万円を、ウ社は昨年十月から今年二月までに、全国約三百二十人に販売して約八千三百万円を売り上げていた。両社の粗利は計五億五千万円ほどに上るという。メシマコブは免疫増強作用があるとされ、最近は健康補助食品として売られている。

 調べでは、両社の四容疑者は医薬品販売の許可を受けずに、メシマコブを加工した健康食品「メシマ・ライフ」と「メシマ・リンテウス」を新聞広告などで「がん増殖阻止率96・7%」「がん以外の生活習慣病にも有効」「医師も驚くスピードでがん細胞が消えた」などと薬効を宣伝。昨年一月から今年三月にかけ、神戸市の無職女性(79)ら二十人に販売した疑い。四容疑者とも容疑を認めている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040616/lcl_____kgw_____000.shtml