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2004年06月16日(水) 00時00分

水位・雨量 HP公開/一宮市朝日新聞・

遠隔監視システム


  一宮市は15日、市内の河川などの水位や雨量を、市役所内で遠隔監視する「河川等水位監視システム」の一部運用を始めた。データはほぼリアルタイムで、ホームページでも公開している。このシステムは東海豪雨を機に、短時間の集中豪雨時にも迅速に状況を把握することを目的にしているが、観測データのインターネットでの公開は、県内の自治体ではまだ珍しいという。


10分ごとに更新 家でも見られる


  公開されているのは、木曽川1カ所、五条川2カ所、日光川3カ所など、6河川9カ所のポンプ場などにある水位観測所と、市消防本部や消防出張所にある五つの雨量計のデータ。

  監視システムでは、無人の観測所から専用線で、市建設部の中央監視室にリアルタイムでデータが送られる。雨量計のデータは消防本部経由で同室に入る。ホームページでは、これらのデータが10分ごとに更新される。

  00年9月の東海豪雨で、同市では約12平方キロの範囲で浸水。床上浸水212棟、床下浸水1544棟などの被害が出た。豪雨後は、大雨の度に市の職員が重点監視地点に出向き、水位情報などを電話で報告していた。しかし、浸水で監視地点に近づけない場合もあり、台風などでは危険も伴う。また、短時間の局地的な集中豪雨には対応できない問題もあったという。

  このため、総事業費1億2千万円余をかけ、遠隔監視システムを整備。早期の災害対策の確立や、浸水被害の軽減に役立てる。来年度までに水位計をさらに16カ所増やして計25カ所にする。

  市の担当者は「家にいながら、近くの雨量や川の水位がわかる。梅雨末期には集中豪雨が降ることも多いので、活用してほしい」と呼びかけている。

  ホームページのアドレスは「http://www.river.city.ichinomiya.aichi.jp」。市のホームページからも入れる。



(6/16尾張近郊版)(6/16)

http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=9621