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2004年06月13日(日) 02時58分

稲垣元長官 経営に積極関与 投資会社設立を協議産経新聞

 投資会社「キャピタルインベストジャパン」(東京都新宿区)による出資法違反事件で、社長を務めていた元北海道・沖縄開発庁長官の稲垣実男容疑者(七六)=出資法違反容疑で逮捕=が、同社幹部二人と会社設立について都内で協議を重ねていたことが十二日、警視庁生活経済課の調べで分かった。同課は、稲垣容疑者が経営に積極的に関与していたとみて追及する。
 協議に加わったのは、同社で「会長」と呼ばれ、暴力団とのかかわりが深いとみられている越智功容疑者(六七)=同=と、現社長の西野日出夫容疑者(六五)=同。
 協議は平成十四年一月ごろ再三行われた。この時期は、稲垣容疑者が事実上倒産していたキャピタルインベストジャパン社長に就任し、ベンチャーキャピタルへの投資や、株式・ファンドへの投資コンサルタントなどを掲げて投資勧誘をスタートさせた前後にあたるとされる。
 西野容疑者が十三年十月ごろ、越智容疑者に対し「何か金もうけの方法はないか」と持ち掛けたところ、投資目的の会社設立の計画が浮上。越智容疑者が「社長は稲垣先生がいいんじゃないか」と提案したといい、顧客募集のため「元大臣」の肩書を利用する意図があったとみられる。
 また、稲垣容疑者が西野容疑者を通じて越智容疑者と知り合ったのは、北海道・沖縄開発庁長官に在任中の八年ごろだったことも判明した。稲垣容疑者は越智容疑者に五千万円の借金があり、生活経済課では、選挙資金に充てた可能性もあるとみて貸借状況を調べている。
 稲垣容疑者の社長就任にあたっては、西野容疑者が「先生は越智に借金があるでしょう。会社に余裕ができたら、そこから返済すればいい」と説得したという。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040613-00000016-san-soci