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2004年06月12日(土) 03時00分

クラッチ欠陥「結果的に死亡事故」 河添容疑者、一部容疑認める産経新聞

 三菱自動車(商用車部門が三菱ふそうトラック・バスに分社)製大型トラックのクラッチ系統の欠陥による運転手の死亡事故で、業務上過失致死容疑で神奈川、山口両県警に逮捕された同社元社長、河添克彦容疑者(六七)が「クラッチハウジングが報告から漏れており、結果的に死亡事故を引き起こしてしまった」と容疑を一部認める供述をしていることが十一日、分かった。
 河添容疑者は調べに対し、「不具合を精査した結果を運輸省(当時)に報告したが、クラッチハウジングの件が漏れており、結果的に死亡事故を引き起こしてしまった」と供述しているという。
 同容疑で逮捕された同社元取締役の村田有造容疑者(六六)は「容疑事実のとおり間違いありません」と供述、同社元品質・技術副本部長の中神達郎容疑者(六一)も「死亡事故にいたる可能性があったのにリコールしなかったことで、死亡事故を発生させてしまった」と容疑を認めているという。
 一方、同社元副社長の横川文一容疑者(六六)は「容疑は自分の職務権限外のことだ」として否認。三菱ふそう元会長、宇佐美隆被告(六三)ら二人=同=も「認めることができない」と否認している。両県警は逮捕された六人が事前にクラッチハウジングの欠陥を認識していたとみており、追及していく方針。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040612-00000020-san-soci