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2004年06月11日(金) 21時29分

タイヤ不具合1万6000台か 3歳児死亡契機に調査共同通信

 ホイールボルト折損による大型車タイヤ脱落事故で国土交通省が指示した緊急点検の結果、平均で大型トラック、バスの約1・6%でボルト折損やナット欠落などの不具合があったことが11日、分かった。
 緊急点検は、北海道江差町で2月、3歳の幼児が、外れたタイヤの直撃を受け死亡するなど事故の続発を受けて行われた。全国には約104万台が登録されており、単純計算すると約1万6000台にタイヤ固定の不具合があることになる。
 国交省は、整備不良の可能性が高く「きちんと点検すればタイヤ脱落は相当防げる」とみている。
 原因究明と事故対策をまとめるため設置された検討会にこの日報告された。緊急点検は、ユーザー団体を通じて4−5月、8トン以上の約104万台を対象に行った。
 うち約22万3000台は、自主的に結果の報告があり、約3500台(約1・6%)にボルト折損や緩み、ナット欠落などの不具合があった。残り約81万7000台分の報告はないという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000279-kyodo-soci