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2004年06月11日(金) 11時18分

稲垣元長官を出資法違反容疑で逮捕 投資会社社長らも産経新聞

 稲垣実男・元北海道・沖縄開発庁長官(七六)が社長を務めていた投資会社「キャピタルインベストジャパン」(東京都新宿区)が高金利運用をうたって投資家から資金を集めた出資法違反事件で、警視庁生活経済課と四谷署は十日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで、元社長の稲垣容疑者=同新宿区新小川町=と、現社長の西野日出夫容疑者(六五)=同区四谷=ら六人を逮捕。同容疑で逮捕状を取った暴力団関係者の行方を追っている。
 同課は、高齢者を中心に約二百二十人から約六億七千万円を集めていたとみて、資金の流れを解明するとともに詐欺容疑でも追及する。
 調べでは、稲垣容疑者らは共謀して平成十四年五−十二月にかけ、板橋区内に住む無職女性(七九)ら二十四人から、年利率5・76%から7・44%の配当金支払いを約束、二千四百万円を預かった疑いが持たれている。
 平成十二年の衆院選で落選した稲垣容疑者は平成十四年に事実上倒産していたキャピタル社の社長に就任。株式やファンド、債券への投資に関するコンサルタント業務を掲げ、「元本保証、高利回り」をうたい文句に投資を勧誘していた。
 また、第二次橋本内閣の北海道・沖縄開発庁長官を務めた「肩書」と、勲一等瑞宝章の受章という“輝かしい経歴”を最大限に利用。元社員らは「元大臣が社長をやっているから大丈夫」などのセールストークで、高齢者の年金などを巧みに吸い上げていた。
 同社は、五十万円から一千万円まで四種類の投資額に応じ、運用期間は最長二年として、満期時に「元本の償還」を約束していたが、証券業や投資顧問業の登録をしていなかった。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000020-san-soci