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2004年06月10日(木) 15時30分

「もうけるなら宝飾品ネット競売」甘い言葉にご用心!読売新聞

 インターネットオークションに出品すれば高く売れる。販売員との共同購入なので負担は半分で済む——。そんな甘い言葉で高額の貴金属類を売りつける新手のキャッチセールスが大阪・ミナミなどに“出没”。結局、ローン代金のほぼ全額を負担、受け取った商品も粗悪品だったという被害が出ており、大阪市消費者センターなどは詐欺まがい商法とみて注意を呼びかけている。

 関係者によると、大阪府内の女性会社員(25)は南海難波駅前で、宝石販売会社の販売員から「指輪を買いませんか。30万円だが、ネットオークションで10倍で売れる」と勧誘された。

 この販売員が「私と共同購入しましょう」といい、ローン代金を半額負担することを約束したため、ダイヤのネックレスなど計5点計約330万円を3回に分けて購入。自分名義で36—60回のローンを組み、月々約8万円を分割払いすることにした。

 ところが、販売員が負担したのは最初の約10回分の計約30万円。ネットオークションにも出品されず、5点は鑑定の結果、それぞれ市価2万—3万円のものと判明した。女性会社員は「もうかると言うので信用してしまった」と話している。

 一方、宝石販売会社の幹部は読売新聞の取材に「販売員には『悪質な勧誘はするな』と教育しており、顧客に共同購入やネットオークションの話を持ちかけたことはない」としている。

 大阪市消費者センターには昨年夏ごろから、同様の被害相談が寄せられるようになった。国民生活センター(東京都)によると、他の手口も含め、貴金属類のキャッチセールスに関する相談・苦情は後を絶たず、昨年度には全国で716件にのぼっている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040610-00000508-yom-soci