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2004年06月09日(水) 19時50分

熱海の福々石鹸、回収し再度販売へ−−ラベルの一文に保健所が「注意」 /静岡毎日新聞

 ◇製品しっかりしてるが、他県が取り締まる恐れ−−名産品協会、温泉PRがあだに
 熱海源泉の一つ「福々温泉の湯」を混ぜて作った「福々石鹸(せっけん)」について、熱海保健所は8日、ラベルにある熱海温泉の特徴を記した一文が薬事法に触れる恐れがあるとして、このせっけんの企画・発売元の熱海名産品協会(佐藤秀幸会長)に表示を改めるよう注意した。「熱海温泉の街おこしに」と今月1日に発売されたばかりだが、地元では「肌がすべすべになる」と評判がいい。同保健所も「企画意図に水を差すつもりはない。後々の面倒にならないために……」と低姿勢だ。
 せっけんは1個100グラム(630円)で、コラーゲンなどのほか福々温泉の湯の成分を約20グラムを混ぜ、60日間かけて自然乾燥、熟成させた高級品だ。包装わきのラベルに、熱海温泉の泉質のほか「神経痛、慢性皮膚病などに適応している」と小さな文字で記した一文が「せっけんの効用として誤解されることもあり得る」として問題となった。
 保健所の注意を受けて同協会は同日、市内のみやげ物品店からこのせっけんを回収した。同協会は「熱海温泉のよさをアピールし、応援しようと思って表示した。せっけんメーカーも問題ないという判断だったのに……」と残念そう。
 同保健所は「製品はしっかりしたものでまったく問題ない。全国的に売れた時、他県の保健所が表示違反で取り締まってくる心配があるので注意した」という。
 同協会は1日に2000個を発売開始、14日には2000個の追加注文をする予定だった。回収したせっけんは新しい包装に直して再度発売する予定だ。【鈴木道弘】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000003-mai-l22