三菱車すべて４０位圏外５月乗用車販売（東京新聞）

2004年06月05日(土) 00時00分

　日本自動車販売協会連合会が四日発表した五月の乗用車新車販売ランキング（軽自動車を除く）によると、すべての三菱車が四十位圏外に落ち込んだ。最も売れた小型車「コルト」でも前年同月比５８・３％減の千二百七十五台だった。三菱自（当時）製大型トラックのリコール問題が響いたようだ。

　五月の三菱自の乗用車販売台数はトータルで５６・３％減の四千二百十三台と半減。コルトは発売直後の二〇〇二年十二月、三位に入ったが、今年三月に十四位に落ち、四月には三十位圏外に転落していた。

　三菱車で最も落ち込み率が大きかったのは昨年五月に発売したばかりのミニバン「グランディス」で、８５・６％減のわずか四百一台だった。

　一方、トヨタ自動車の「カローラ」は一万四千二百七十五台で、二位のホンダの「フィット」（九千六百四十二台）を抑えて首位を走っている。高級車「クラウン」は前月の二位から四位に後退。トヨタは十位以内に六車種が入った。

　軽自動車では、スズキの「ワゴンＲ」が一万四千九百五十四台と五カ月連続で首位。二位はダイハツ工業の「ムーヴ」だった。

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