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2004年06月05日(土) 20時19分

三原郡内で「おれおれ詐欺」続発 2月以降9件、被害280万円の件も /淡路毎日新聞

 ◇警察「不審な電話、通報を」
 息子や夫の名前をかたって現金をだまし取る「おれおれ詐欺」に似せた手口の詐欺事件が今年2月以降、三原郡内で9件も発生し、280万円がだましとられたケースもあったことが三原署の調べで分かった。
 南淡町の50歳代の男性の被害ケースは、3月30日、息子を装った男が「捕まっている」と泣き声で電話してきた。応対に出ると別の男が「息子さんが借金し、元金と利息で300万円ある。支払わないなら東京に連れて行く」と脅した。男性は指定された金融機関の口座に280万円を振り込んだ。男性の息子は03年から連絡がとれなくなっていた。
 三原町の50歳代の女性の場合は、4月13日、金融業者を装った男から「息子の借金を支払わなければ弁護士を雇って裁判にかける」と電話があり、90万円を振り込ませた。2日後、別の金融業者という男から100万円を要求する電話があったが、現金を振り込みに行った金融機関の係員の機転で被害は切り抜けた。
 2月13日の三原町の50歳代の女性のケースは、交通課の警察官を名乗る男から「息子さんが交通事故を起こした。示談すると刑が軽くなる」と電話してきた。息子という男が電話先で泣いており、事故相手の男も登場するなど手がこんでいた。女性は250万円を振り込んだあと、三原署に駆け込んで事情説明したため、口座を凍結して被害を免れた。
 同署では4日、郡農業共済会館で開いた郡防犯協会の総会で、「おれおれ詐欺撃退法」のビデオを見せながら中野安彦・生活安全課長が対策を説明した。同署では「不審な電話があった場合はすぐに110番して、通報、連絡してほしい」と呼びかけている。【登口修】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040605-00000007-mai-l28