2004年06月04日(金) 00時00分

『消した悪口、再掲載』 小６女児殺害　加害女児が供述 （東京新聞）

　長崎県佐世保市立大久保小学校で、六年の御手洗怜美（さとみ）さん（１２）が殺害された事件で、補導された同級生の女児（１１）が県警の調べに、「インターネットの掲示板に書かれた悪口をいったん消したのに、再び掲載されているのを知って殺そうと思った」と話していることが三日、分かった。県警は殺害動機につながる証言とみて掲示板を特定して調べているが、問題の記述は確認できていないという。

　調べでは、女児は五月下旬ごろ、怜美さんが管理する掲示板に、自分が気にしている身体的特徴や性格に関する記述があることを知った。怜美さんのパスワードを使って掲示板にアクセスし、この記述を消去。その後、掲示板に再度、書き込まれているのを事件四日前の五月二十八日に知ったため殺害を決意した、と話しているという。

　この掲示板は、パスワードを持つ管理者しか書き込みを削除できない仕組み。だが、女児が何らかの方法で怜美さんのパスワードを入手したとみられる。

　女児は、付添人弁護士との三日の面会でも「掲示板に嫌なことを書かれ、やめてほしいと言ったが、やめてもらえなかった」と話した。

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　女児が怜美さんと一緒に利用していたインターネット掲示板への最後の書き込みが、女児の体重に関する内容だったことが三日、長崎県警の調べで分かった。女児は同県警の事情聴取に「この書き込みで殺害を決意した」と話したという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040604/mng_____sya_____007.shtml