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2004年06月02日(水) 00時40分

<小6女児殺害>同級生の女児を補導 長崎・佐世保毎日新聞

 1日午後0時45分ごろ、長崎県佐世保市東大久保町、市立大久保小学校(出崎睿子(えいこ)校長、児童数187人)から「6年生の女児が首から出血している」と119番があった。消防署員と佐世保署員が駆けつけたところ、毎日新聞佐世保支局長、御手洗恭二さん(45)の長女怜美(さとみ)さん(12)が校舎3階の「学習ルーム」で首など数カ所を切られ、既に死亡していた。同級生の女児(11)がカッターナイフで切りつけたと認めた。佐世保署は女児を補導し、佐世保児童相談所に通告した。小学校内で児童による殺害事件は極めて異例。

 佐世保署によると、女児は怜美さんを呼び出して切りつけたことを認め「すまないことをした」と涙ぐんでいるという。しかし、動機や呼び出した際の言葉などについては分かっていない。同署は6年生全員(38人)から事情聴取。怜美さんと女児は仲が良かったとされるが、30日の運動会で口論していたという目撃情報もあり、詳しく状況を調べている。

 司法解剖の結果、死因は首を切られたことによる失血死だった。

 同署や市教委などによると、2人は4時間目の授業を受け、同0時35分ごろに給食の「いただきます」のあいさつをする際、担任教諭が2人がいないことに気付いた。ちょうどそのころ、女児が手に血をつけて校舎3階の6年生の教室に戻ってきたという。担任がただしたところ、女児は「自分の血じゃない。もう一人は学習ルームにいる」と話し、担任が同じ3階にある学習ルームに行ったところ、怜美さんが倒れているのを確認。一緒にいた教頭が消防に通報した。

 救急隊員は0時52分、学習ルームに到着し、入り口付近で倒れている怜美さんの意識の有無を確認したが、既に心停止状態だったため、病院へ運ばなかったという。右首に深い切り傷があり、手の甲にも傷があったという。カッターナイフは学習ルームで見つかった。

 市教委によると、0時15分から同55分まで給食の時間だった。「学習ルーム」は広さ約60平方メートルで、習熟度別学習や総合的な学習の時間など多目的に利用されるという。

 同小は午後の授業を中止し、1〜5年生を同1時20分に集団下校させた。また、午後5時過ぎ、学校を訪れた父母を校内の会議室に呼び入れ、職員が事情を説明した。

 大久保小は全学年1クラス。市役所の南西約500メートルの市中心部の高台にあり、周辺は住宅地。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000125-mai-soci