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2004年06月02日(水) 03時18分

三菱自、新車販売56%減…リコール隠し影響読売新聞

 経営再建中の三菱自動車の5月の新車販売台数(軽自動車を除く)が、前年同月比56・3%減の4213台と、大幅に落ち込んだことが1日、日本自動車販売協会連合会のまとめで明らかになった。

 三菱自から分社した三菱ふそうトラック・バスをめぐるリコール隠しで三菱自の信頼も傷つき、販売に悪影響が及んでいることを裏付けた。販売低迷が長引けば、5月21日にまとまったばかりの事業再生計画の達成も厳しくなりそうだ。

 5月は、大手12社の全体の新車販売台数(軽を除く)も同10・6%減の26万390台と、4か月連続で前年実績を下回ったが、三菱自の落ち込みは群を抜いている。信用失墜に加え、昨年5月にミニバン「グランディス」を発売して販売促進した反動減も響いた。

 特に、価格が高く利幅が大きい高級セダンやミニバンといった排気量2000cc超の普通乗用車は同71・6%減の1258台にとどまった。軽を除いた販売台数は、富士重工業とスズキに抜かれて1年前の5位から乗用車メーカーの7位に落ちた。

 一方、全国軽自動車協会連合会が同日発表した5月の軽自動車の新車販売台数でも、ライバル社が台数を伸ばしたのに対し、三菱自は同27・0%減と大幅に落ち込み、1人負けだった。

 三菱自は事業再生計画で、今年度の軽自動車を含めた新車販売台数を前年度比16・4%減の30万台と見込んだ。しかし、軽を含めた5月の販売は同38・8%減と計画の倍以上の減少率で、このままでは、目標達成は難しくなる。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040601-00000116-yom-bus_all