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2004年05月31日(月) 00時55分

ヤフーBB顧客情報流出 恐喝未遂容疑で2人を逮捕朝日新聞

 インターネット接続サービス「ヤフーBB」の契約者情報が流出した事件で、警視庁は30日、同サービスを運営するソフトバンクBB(本社・東京都中央区)から金を脅し取ろうとしたとして、無職冨安泰生(24)=東京都新宿区早稲田町=と無職森琢哉(35)=同文京区本駒込3丁目=の両容疑者を恐喝未遂容疑で逮捕した。冨安容疑者が同社のサーバーコンピューターに侵入して入手した顧客情報を使って、右翼団体元幹部らが同社を脅したとされる。

 冨安容疑者は顧客情報を引き出したことは認めたうえで「恐喝に使われるとは思わなかった」と供述、森容疑者は容疑を認めているという。

 捜査1課の調べでは、冨安容疑者は昨年春ごろ、知人でソフトバンクBBの元派遣社員の男性(30)が社員だった時に使用していた接続用IDやパスワードなどを入力して同社の保守管理用のサーバーコンピューターに侵入するのを盗み見て、IDなどを記憶。同コンピューターに侵入して、顧客情報を引き出すなどするようになった。

 このことを聞いた知人の森容疑者が、義父で元右翼団体会長の森洋被告(67)=恐喝未遂罪で公判中=に伝え、洋被告が金を脅し取ろうと計画。洋被告の指示で冨安容疑者は1月上旬、新宿区内のインターネットカフェで同社のコンピューターに入り込み、約460万人分の顧客情報を引き出した。

 洋被告がコンサルタント会社副社長の湯浅輝昭被告(62)=同=に指示。湯浅被告が1月21日、同社側に顧客情報の一部を示して、「外部に公表されたら大変なことになる」などと金を要求したとされる。

 元派遣社員は、同社で保守管理用サーバーコンピューターのプログラムを作った一員だった。(05/30 23:22)

http://www.asahi.com/national/update/0530/022.html