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2004年05月30日(日) 21時45分

ヤフーBB情報流出事件、恐喝未遂容疑で2人逮捕読売新聞

 インターネット接続サービス「ヤフーBB」の加入者情報流出事件で、警視庁捜査1課と久松署は30日、ソフトバンク・グループから約460万人分の加入者情報を持ち出して恐喝グループに渡していたとして、職業不詳、冨安泰生容疑者(24)ら2人を恐喝未遂容疑で逮捕した。

 富安容疑者は東京・歌舞伎町付近のインターネットカフェから、インターネットを経由してソフトバンクのデータベースに侵入、情報を持ち出していたといい、捜査1課で詳しい手口を追及する。

 ほかに逮捕されたのは、無職森琢哉容疑者(35)。

 調べによると、冨安容疑者らは、右翼団体幹部森洋被告(67)(恐喝未遂罪で公判中)らと共謀し、今年1月上旬ごろ、インターネットを使って同社のデータベースに侵入。約460万人分の加入者情報を勝手に持ち出して、コンサルタント料などの名目で10—20億円をソフトバンク側から脅し取ろうとした疑い。

 冨安容疑者は、ハッカー仲間だったソフトバンク・グループの元社員(30)から、データベースにアクセスするためのパスワードなどを聞いていたらしい。

 森容疑者は容疑を認めているが、冨安容疑者は「(情報が)恐喝に使われるとは思わなかった」として、容疑を否認している。

 関係者によると、冨安容疑者は事件後、東南アジアに逃亡していたが、30日、帰国してきたところを逮捕された。捜査1課で、冨安容疑者と森被告らが知り合った経緯などについて詳しく調べる方針。

 ヤフーBBを巡っては、2つのルートから加入者情報が流出し、それぞれ恐喝未遂に使われたが、このうち、森被告らによる恐喝未遂事件については情報流出ルートが不明だった。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040530-00000113-yom-soci