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2004年05月30日(日) 02時03分

手術中にC型肝炎感染 大阪、20代の女性外科医共同通信

 大阪府内の病院で2002年、手術の助手を務めた20代の女性外科医がC型肝炎ウイルス(HCV)に感染していたことが29日、分かった。感染患者の血液が目の粘膜に付着したためとみられ、外科医が翌年出産した赤ちゃんへの母子感染も確認された。
 HCVは主に血液を介して感染し、慢性肝炎から肝硬変、肝がんに進行する恐れがある。針刺し事故のほか手術による医療従事者の感染リスクが指摘されてきたが、国内で表面化するケースは少なく、医療現場で対策の徹底が求められそうだ。
 病院関係者によると、外科医は02年6月、HCVに感染している乳がん患者の手術で助手を務めた際、患者の血液の飛沫(ひまつ)が誤って目に入った。感染防止用のゴーグルは着用していなかった。
 その後、妊娠が分かったために受けた感染症検査でHCVに感染していることが、同年10月になって判明。詳しい分析の結果、ウイルスの遺伝子型は手術患者のものと一致していた。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040530-00000009-kyodo-soci