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2004年05月28日(金) 12時18分

パジェロは“県産品” 梶原知事が積極支援を約束中日新聞

 【岐阜県】梶原拓知事は27日、三菱自動車(本社東京)が事業再生計画で存続を決めた「パジェロ製造」(坂祝町)支援のため、現在、県と県警で計22台あるパジェロの県公用車への使用を増やすことや、支援組織「パジェロ愛好会」を結成する方針を明らかにした。

 同日、県庁を訪れた三菱自の大宮正常務執行役員やパジェロ製造の加藤勝人社長らに対し、知事は「問題を起こしているのはトラックで、パジェロではない」と指摘。「岐阜はパジェロという世界の名車を生んだ発祥の地。地元の車という気持ち」と、パジェロは“県産品”との認識を強調し、積極支援を約束した。

 「愛好会」については、「県職員も多く使っている。ユーザー本位の車として進化するために辛口の注文も付ける」と狙いを説明。県の公用車の更新時にパジェロへの転換を検討するよう事務方に指示した。転換は現地機関を中心に検討する。

 県は今後の支援で、三菱自側のコンプライアンス(法令順守)を念頭に協定も結ぶ意向だ。

 大宮常務は「いただいた温かな言葉を社長らに報告する。不具合や問題をすべてオープンにし、お客様第一に新体制で出直したい」と語った。

 大宮常務らは県庁訪問に先立ち、坂祝町役場で梅田克己町長や黒田一光町議長らと会談し、パジェロ製造の存続を正式に伝えた。会談後、大宮常務は「会社(三菱自)として厳しい状況にあり、従業員の問題もあるので町の支援をお願いした。温かく受け止めてもらいたい」と話した。(中日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040528-00000008-cnc-l21