悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年05月27日(木) 00時37分

弁護士かたり差し押さえ通知、詐欺商法を愛知県警捜査読売新聞

 名古屋市内の実在しない弁護士の名前をかたり、借金に絡んで裁判所から差し押さえなどの依頼を受けたとする虚偽の通知書を送りつけて、金を送らせる被害が、東北や九州などで約70件相次いでいることが、26日分かった。

 宮城県白石市の主婦は、約10年前にあった借金をめぐるトラブルのことと思い込み、指定された銀行口座に約40万円を振り込んでいる。名古屋弁護士会の通報で、愛知県警が弁護士法違反の疑いで捜査を始めた。

 同弁護士会によると、通知書は群馬県前橋市や藤岡市、茨城県土浦市の消印で、差出人は「特別金融機関弁護士協会」という架空の団体代表の弁護士になっている。内容は借金の返済を巡って、「2日以内に連絡がない場合は裁判所の決定事項を執行する」とし、執行内容は〈1〉利用金融機関の停止〈2〉信用情報機関のブラックリストへの登録〈3〉財産や給料の差し押さえ——の3点を挙げている。

 所属する弁護士事務所の住所や弁護士名も架空のもので、「晴海拓也」「夏川吾郎」「秋山慎吾」など、名字は季節を基に、名前は人気グループ「SMAP」のメンバー名から取ったとみられるものだった。

 同弁護士会には今月17日から25日までに、岩手、宮城、山形、長野、茨城、岐阜、香川、福岡の8県内の市民や消費生活センターから、約70件の問い合わせがあった。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000315-yom-soci