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健康食品「アガリクス茸（たけ）仙生露（せんせいろ）」の販売会社「サンドリー」（大阪府堺市）が大阪国税局の税務調査を受け、１年間で約１５億円の申告漏れを指摘されていたことが２６日、分かった。同国税局はほぼ全額を所得隠しと認定。以前に赤字があったため、欠損金を所得から差し引いた後の追徴税額は重加算税を含め約１億５０００万円になる。同社はすでに修正申告している。
関係者によると、０２年年末の国税局の税務調査で、同社は同年６月までの１年間に、実際にはサンドリーが販売した商品を、子会社が販売したようにみせかけ、所得を圧縮して税務申告していたことが判明。国税局は「悪質な所得隠しにあたる」として、重加算税の対象にしたという。
民間信用調査会社などによると、同社の設立は８１年。９０年代半ば、アガリクス茸を原料とした「仙生露」の販売を始め、健康食品ブームに乗り、事業を拡大。０３年６月期の売上高は約１０５億円。
(05/26 10:51)