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2004年05月25日(火) 00時00分

次々新手の架空請求「車が当選輸送費送れ」朝日新聞・

  身に覚えのない携帯電話の有料サイトから多額の使用料を請求されたり、借金の返済を強要されたりする架空請求事件が県内で相次いでいる。昨年度は県消費生活センターへの相談件数が前年の4倍近く増え、高齢者の被害が急増、手口も巧妙になるなど悪質化しており、県警や同センターは「身に覚えのない請求には絶対に応じないで」と注意を呼びかけている。

 「車が当選しました」。そんな電話が突然かかってきて、輸送料や車庫証明代など20数万円を請求される−−県警や同センターによると、19日以降、こんな相談が相次いで寄せられているという。調べたところ、当選の事実はなかった。

 これまでの架空請求は、「最終督促通告書」という手紙が届いたり、いきなり電話で請求されたりするケースが多かった。このため、「当選」電話は新しい手口と見て、警戒を強めている。

 同センターによると昨年度、サラ金や訪問販売などの契約トラブルの相談が1日約50件あり、うち約6割が架空請求だという。相談件数も今年2月までの11カ月で3878件と前年度(1026件)を大きく上回った。

 年代別では、20〜30代男性の相談が多いが、03年度は60〜70代の高齢者の相談が急増。前年度は14件だったが、2月末現在で192件にも達した。世代によって請求内容に大きな違いはないといい、請求に対する警戒心が比較的薄い高齢者がターゲットにされている可能性もあるという。

(5/25)

http://mytown.asahi.com/yamagata/news02.asp?kiji=5254