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警察庁は２５日、同庁キャリア採用の技術系の職員である技官（４７）が昨年１２月中旬、知人女性のメールを管理するコンピューターに不正アクセスして見たとして、同日付で減給１割（１カ月）の懲戒処分にしたと発表した。技官は不正アクセス禁止法違反容疑で警視庁から東京地検に書類送検され、同日付で依願退職した。
警察庁によれば、技官は以前、出向していた警察庁所管の財団法人で女性と知り合った。
技官は女性と同じ職場だったことからログインに必要な女性のＩＤやパスワードのおおよそを把握し、コンピューターに何度か打ち込んで不正アクセスに成功。昨年１２月中旬に２度、女性のメールをのぞき見たという。コンピューターに不正アクセスの痕跡が残り、警察庁に相談があった。
技官は出向当時、女性とトラブルになり直後に警察大学校に異動。女性にどう思われているかを気にかけ、異動翌日から不正アクセスを始めたという。技官は画像解析などの研究をしていた。(05/25 20:14)