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2004年05月24日(月) 00時00分

「裁判員」体験しませんか/名古屋市法廷劇の練習をする司法修習生ら=名古屋市中村区名駅4丁目の県中小企業センターで朝日新聞・

名古屋で法廷劇 
一般からも公募


  殺人など重大な刑事裁判で市民が裁判官とともに有罪・無罪を決める裁判員制度法が成立したことを受けて、この制度を知ってもらおうと裁判官や弁護士らが29日、名古屋市で「法廷シミュレーション−あなたも呼ばれます」を開く。殺人事件をモデルにした裁判劇を披露し、劇を見て評議・評決をする裁判員役を一般から公募する。

  主催は県内の弁護士らでつくる「市民の裁判員制度をめざす会」と「市民のための司法改革を求める愛知の会」。

  1部は裁判官や弁護士、司法修習生、法科大学院生らによる法廷劇。名古屋市内でクリスマスイブに起きた殺人事件の裁判で、証人尋問や被告人質問などが行われる。

  それを受け、2部では会議室で一般公募の裁判員役が評議・評決をする。法律では原則として裁判官3人、裁判員6人で構成することになっており、今回は6組計36人を募集。3部で各グループが結果を発表する。

  劇に出演する裁判官らは何度も練習を繰り返している。劇団名芸の劇作家栗木英章さん(61)にせりふの言い回しなどの指導を受けているが、栗木さんは「舞台は初めてという人がほとんどのようですが、仕事がら法廷劇は堂に入ったものです」と話す。

  事務局の長尾忠昭さん(40)は「だれでも裁判員になる可能性がある。市民がどうかかわっていくのかを、具体的に体験してほしい」という。

  法廷シミュレーションは29日午後1時半から、名古屋市中村区名駅4丁目の県中小企業センターで。無料。裁判員役の募集は25日まで。問い合わせは名古屋北法律事務所(052・910・7721)へ。



(5/24近郊知多版、尾張近郊版、名古屋版)(5/24)

http://mytown.asahi.com/aichi/news01.asp?kiji=9500