2004年05月21日(金) 18時01分

「日田天領水」で排除勧告＝大分の販売元、価格拘束−公取委（時事通信）

　大分県日田市のミネラルウオーター「日田天領水」の製造・販売会社「グリーングループ」が取引先の販売価格を拘束し、現在もやめていないとして、公正取引委員会は２１日、独禁法違反（不公正な取引方法）で排除勧告した。
　公取委によると、同社は遅くとも２００２年１１月以降日田天領水を販売する際、小売店側に値崩れ防止のため、種類もしくは地区ごとに価格を維持するよう働き掛けていた。５００ミリリットルのペットボトルは１本１５０〜１８０円で販売するよう強要しており、千葉県内に本店を置く大手量販店がこうした指示に従わなかったところ、出荷停止を示唆された。同様のケースは東京や名古屋などで多く見られたという。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040521-00000176-jij-soci