2004年05月20日(木) 14時48分

金銭トラブルで会社社長殺害か　宮崎死体遺棄（西日本新聞）

　宮崎県高岡町で十九日、遺体で見つかった住宅リフォーム会社社長西崎健治さん（３３）＝福岡市博多区吉塚六丁目＝は、二〇〇二年度の納税額が二千万円を超える高額納税者だったことが二十日分かった。福岡県警などの捜査本部は、西崎さんが、死体遺棄容疑で逮捕された村山実容疑者（３６）＝鹿児島市西田三丁目＝経営の関連会社の実質オーナーだったとみており、背後に取引などをめぐる金銭トラブルがあったとみて調べている。

　調べでは村山容疑者は、部下の岩崎正彦容疑者（２４）＝宮崎県延岡市日出町＝と共謀、今月七日夜、宮崎県高岡町倉永の林道下の雑木林内に西崎さんの遺体を投棄した疑い。二人は容疑を認めている。遺体が遺棄されたとされる七日、西崎さんの会社の口座から六千万円が引き出され、村山容疑者の会社口座に移されていたことも分かっており、経緯を調べている。

　民間の信用調査機関などによると、西崎さんは〇二年一月、住宅設備機器を販売する「プラネッツ」を設立。同年度の納税額は県内で四百四十五位だった。

　村山容疑者は同年に関連会社「ルネックス」の社長に就任。本社を置く名古屋市などでは有名人を起用したＣＭで知名度をあげたが、今月十一日には、うそをついて床下工事の契約をしたとして特定商取引法違反の疑いで、埼玉営業所長らが埼玉県警に逮捕されていた。（西日本新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040520-00000075-nnp-kyu