2004年05月12日(水) 00時00分

販売数カ月不可能に ふそう新車 （東京新聞）

　三菱自動車（現在は三菱ふそうトラック・バスに分社化）製の大型車のタイヤ脱輪事件を受け、国土交通省は十一日、三菱ふそう社製の新車の大型車について当面、安全基準や環境基準に適合しているかどうかを確認する型式審査を行わないことを決めた。型式審査再開には数カ月かかる見通しで、この期間、三菱ふそうは新車の大型車を製造、販売できなくなる。

　国交省自動車交通局によると、脱輪が相次いだことなどを受け、三菱ふそうが安全性を検証中の「Ｆハブ」と呼ばれる部品を装着する大型車について、部品の安全が確認されるまで新車の型式審査を行わない。

　このほか、国交省は三菱ふそう社製の中型車、小型車に関する型式審査も厳格に行うことにしており、ハブの強度や安全性について書面を提出させる。型式審査は通常、申請から二カ月ぐらいで決裁されるが、長引く可能性もあるという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040512/mng_____sya_____007.shtml